昨夜、風呂あがりのストレッチ中にテレビをつけると、アグネス・チャンが1年間放置していた旧自宅を見に行く企画をやっていました。
邸宅のような立派な家でしたが、外壁が薄気味悪く変色しているだけでなく、家の中にはカビが発生し、茶色い雨漏りのシミがクロスに垂れているという、ちょっとしたホラーな感じに仕上がっていました。
1年って長いようですが、でもたった1年なんですね。1年住んでいないだけで、朽ち果て感が漂ってしまう。
住宅の専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、「風を入れていないから」じゃないかなあと思いました。
仮に人が住んでいても、風が入っていない家はなんとなくわかりますね。空気がよどみ、何かいそうな雰囲気が漂っている。
だからぼくは、自宅に風をなるべく通します。花粉やPM2.5が入り込む時期もありますが、それでもなるべく家に風をとり込むようにしています。まあ、たいそうに書かなくても当たり前のことですが……。
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家だけでなく。
仕事に風を通すのも大事な気がします。
うまく言えませんが、どんより湿った気持ちで惰性でやるのではなく、常に感謝の気持ちを「気」として流し、その気の流れに乗って仕事に取り組むというか。こころを動かし、波動を高めて仕事に取り組むというか。
気の流れの良い場所ってなんとなくわかります。むかし、京都と大阪をむすぶ京阪電車「伏見桃山駅」を下車してすぐの伏見大手筋商店街に行った際、「良い気が流れているなあ」と直感したのをふと思い出しました。
そんな気の流れの良い商店街のような人間になりたいし、良い気の流れのなかで仕事に取り組める人間でありたいし、良い気の流れを感じてもらえるような仕事を手がけていきたいなあ、と、アグネス・チャンの自宅を見ながら思ったのでした。