野球用品メーカーの取材で少年時代にタイムスリップ。
昨日は少年野球時代にお世話になった野球用品メーカーさんの取材。
大阪の会社さんなんですね。
一点もの、かつ部位によって柔らかさの異なる皮革を使ったグローブづくりの難しさをはじめ、野球好きにはたまらないお話をたっぷり伺いました。
取材後はグローブをはめさせてもらいました。
グローブを見た瞬間に心が踊り、手にはめると一瞬で野球少年にタイムスリップ。
野球のグローブを見たり、触ったりすると、なぜあんなにわくわくするんだろう。
「グローブを持つとみんな少年のような笑顔になる」
開発責任者さんがおっしゃっていた意味が分かりました。
いい原稿書きますよー。
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取材後は谷町線・東梅田駅経由でJRに向かったこともあって、ちょっと歩いて大阪駅前第2ビルの「変わりかつ丼 祭太鼓」に。
初めて来たのは23歳の頃。新卒で入社した会社の先輩に営業中に連れてきてもらいました。そのころからずっと通ってます。もう16年、、、早いもんです。
腹を満たしたあとは大阪駅前第3ビルの「ノードカフェ」ですこし仕事。
鉄板コースのひとつです。
取材の合間に原稿チェック
きょうは朝から大阪南港ATCのインキュベーターオフィス「イメディオ」に入居している企業の取材。
少し早めについたのでATCのカフェで原稿チェック。
取材時は万が一に備えて現地に早めにつき、カフェで取材の準備や仕事をするようにしています。
午後からも取材なので合間にいろいろできる。
ノマドワークが一世を風靡しましたが、フリーランスのライターは昔からこうやって仕事をしています。
神戸空港の駐車場割引を利用するためには
12月15日-16日の一泊二日でことし最後の出張先の札幌に行ってきました。
ことしの札幌は、12月上旬では29年ぶりの大雪とのことで寒い&とにかく地面がツルッツル!
周りの人はスタスタ歩いているのに、ぼくはひとり何か大きなものに踊らされているピエロのように、体を左右にスイングさせながらホテルにたどり着いたのでした。
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今回は神戸空港を利用し、空港までは車で移動しました。田舎暮らしでもこうして車を利用すれば、全国出張もラクにこなせます。電車より多少交通費はかさみますが……。
復路。駐車場の看板である事実に気づく。
神戸空港の駐車場は「搭乗者割引」という割引システムがあり、入庫10時間超~24時間まで無料なんですね。
24時間以降は1時間150円(以降24時間毎の上限1,000円)。
車を利用する人はすごいお得。
でも搭乗者割引を利用するためには保安検査をして搭乗ゲート内に入り、搭乗待合室内にある割引機に駐車券を入れる必要があります。
その処理を忘れた場合でも挽回策はあって、それは帰りの便で到着後、手荷物受取所内にある精算機で料金精算処理をすれば割引料金が適用されるとのこと。
知らない人は何も知らないまま一般料金を支払っているはず。
僕は帰りの駐車場の看板でこの割引システムを知り……。
次、神戸空港を利用する際に忘れないよう、備忘録も兼ねた投稿でした。
機上の人、富士山を見る
まるで宇宙から地球を見ているような錯覚を覚えた。
12月7日、伊丹から仙台に向かうANA735便。
取材の準備をしていると、
「本日は北アルプス、富士山がきれいに望めます」
という機長の言葉。
視線を窓外に転じると、雪に覆われた北アルプスの猛々しい岩峰が目に飛び込んできた。
チケット手配会社がいい座席を取ってくれたと感謝しながら眺めているとやがて富士山が。
霞んだ雲の地平線に一瞬、「いま宇宙?」と思いながらも富士山の静かな姿に魅了される。
富士山は、世界や日本の日常がどうあれ、常にこの場所に佇んでいる。
何か不思議な感覚にとらわれながら、今年を挑戦の年と定めた自分の考えが間違ってないんだよと、背中を押してもらえた気がした。
靴下バカ一代 奇天烈経営者の人生訓
靴下屋の靴下しか履かない靴下屋の大ファンです。
以前、靴下屋ブランドを展開するタビオの創業者、越智会長に何度かインタビューさせていただく機会がありました。越智会長が語る並々ならぬ靴下愛に感化され、初めて靴下屋の靴下に足を通した感動はいまでも忘れいません。
(なに、この吸いつくようなフィット感……)
越智会長は、「いい靴下は噛めばわかる」と言います。
「靴下はワシ自身や。ほんまにいい商品をつくるためには経営者自身が良くならんとあかん」とも。
そんな越智会長の自著が出版されているのをたまたま本屋で知り、購入して読みました。
衝撃。
越智会長のしゃがれた声が聞こえてきそうな関西弁丸出しの語りに度肝を抜かれました。
素晴らしい本です。
越智会長の靴下愛、経営哲学がぎっしり詰まり、泥臭くありながら、でもどこか洗練されたおしゃれ感が漂っている。
ぼくもこんな本がつくりたいと心底思いました。
本書で公開されている『孫子』の教えの解釈は、いくらお金を積んでも手に入らないほど貴重な情報です。中小経営者の方は必ず参考になります。
取材中に地震警報音。そのとき社長さんは……
ブワッ、ブワッ、ブワッ、ブワッ――
地震の警報音がけたたましく鳴り響いてその場が凍りつく。
次第にビルが左右にゆったりと揺れ始め、徐々に揺れ幅が大きくなっていく。
ぼくも含めた取材班は関西在住で地震警報音に慣れていない。場がざわめくなか、インタビュイーの社長さんは何事もないようにすっと席を立ち、災害用ヘルメットを手に取って「これをかぶってください」と女性取材班の前にそっと置いた。
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4月1日午前11時40分ごろ、三重県南東沖でマグニチュード6.1の地震がありました。取材場所の大阪市は震度2でしたが、オフィスビルの20階にいたので横揺れがけっこう大きくて動揺しました。
そのなかでも社長さんの対応はとても冷静で、話を聞くと阪神淡路大震災を経験され、東日本大震災時には東京オフィスで被災されたとのこと。
東日本大震災当日は、阪神淡路大震災時の経験を活かして地震直後にスタッフをコンビニに走らせて必要物資を購入し、その日は帰宅を希望する従業員以外の全員でオフィスに泊まったそうです。
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その会社では、社長さん自身の経験を活かしてBCP(業務継続計画)に積極的に取り組まれています。オフィスのすべてのデスクに従業員の人数分のヘルメットがかけられているほか、水や食料も備蓄されていました。
ただし、かたちだけの災害対策は「そのとき」に指示系統が混乱し、十分に機能しないかもしれません。
企業トップの冷静さが災害対策に不可欠なのではと、取材時の社長さんの対応を見て思ったのでした。