大阪のライターは不足している?
大阪を活動拠点にライターの仕事をしていると、出版社の編集者さんや広告制作会社の担当者の方などから「ライターの知り合いはいませんか?」とよく聞かれます。
大阪を拠点にしているライターはたくさんいると思いますし、仕事をもっと増やしたいと積極的に営業をしかけているライターもきっと多いはずです。
にもかかわらず、「ライターを紹介してほしい」という制作現場の切実なニーズが絶えることはない。少なくとも、ぼくがフリーライターとして独立してからのこの8年間、そうした声を聞き続けてきました。
できれば紹介したいと思うのですが、ぼく自身、ライターさんの知り合いが多くありません。数少ない知り合いのライターさんはぼくよりもベテランの方ばかりで、常に忙しくされていますし。
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お付き合いのあるクライアントさんによると、大阪にはグルメや旅行などの雑誌系のライターはたくさんいるそうです。ですがビジネス系のこなれた原稿を書けるライターがほんとうに少ないと。
出版社の編集者さんによると、大阪在住の著者の本であるにもかかわらず、関東方面のライターに依頼せざるを得ないという状況も少なくないとのことでした。出張費の負担も大きくなるので、できれば大阪や関西在住のライターに頼みたいけれど、書籍の実績の少ないライターに依頼するリスクを考えるとやむを得ない、ということのようです。
ぼくも含めたライターはマーケティング力に欠け、自分を外部にアピールするのが下手くそ、あるいは苦手なような気がします。
力のあるライターほどブログやSNSなどのツールを使いこなしておらず、その存在を見つけるのがそもそも至難の技、というようなウェブの記事も以前見つけました。
総じてライターは、自分をぐいぐい押し出すのが苦手なんでしょう。
例外なくぼくもそうで。
その壁を打ち破るためにこのブログを始めたのはいいものの。
大阪でライターを探している方の力になれたら、という思いは持っているものの。
このブログを立ち上げて今日の時点で半月ほど経ちますが、文章のトーンというか、書きぶりというか、自分の打ち出し方が定まりません。
このブログがこなれるまで、試行錯誤は続きそうです。