インタビュー原稿を書く際に必ずやっていることがあります。
それは、インタビューした人の名刺を目線の先に置くこと。
目に入る場所に名刺を置いてその人の存在を感じながらだと、それはそれはいい原稿が書ける、かどうかは分かりませんが、いつの頃からかジンクスのようになってしまいました。
名刺があると単純に便利、という理由もあったりします。たとえば肩書や住所を確認したいとき、サッと名刺を手に取り、パッと確認し、キュッと原稿に反映できます。執筆の手を止めて調べるという煩わしいひと手間が省略されて気分も良いです。
でもまあ、なんというか、名刺を前にして書くと気が引き締まるというか、手を抜けないというか、心を込めて書く安心感を得られるというか、誠意を尽くして仕事ができるような気がしているのも事実。
たぶん、自分が弱いんでしょう。そうでもしないと「よし書くぞ」と自分を鼓舞できないというか。強い人はそんなことをしなくてもしっかりと原稿に向き合えるんでしょうね。