「まとめ記事」をかいくぐり、価値ある情報にいかにたどり着くか

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改めて思いますが「まとめ記事」が多いですね。世の中のあらゆるテーマについて、それはもうまとめまくられています。

このブログはワードプレスでつくりました。初めて使うシステムなので「???」の連続で、ワードプレスの使い方に関する検索をたびたびかけました。

そこで目につくのはことごとくまとめ記事。目次も設けてまとめられているのですが、内容が薄かったり、肝心のいちばん知りたい内容が抜け落ちていたり。とくに不親切だと感じたのは、ページタイトルの答えが明確に説明されていないケース。

ユーザーは何か解決したい問題があって検索窓にキーワードを打ち込みます。そのキーワードでヒットしたページのタイトルは、ユーザーが抱える問題の答えを表しているのであって、当然ながらページ内には具体的な解説がないとおかしいですよね。

でも、読み込んでいくと、ページタイトルと微妙にずれた内容がサラッと書いてあるだけ。ネットの記事が読まれるかどうかはタイトルにかかっているという。でも書籍と一緒で、実態の伴わない釣りタイトルは読者を裏切り、その影響はいずれ運営者にはねかえってきます。

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内容が薄い理由はかんたんで、そうしたまとめ記事は運営者本人が自分の利益のために書いているから。検索数の多そうなテーマを拾ってまとめ記事を無数に書いて、ページビューを増やして広告収入を得るという。

でもなかには職人的に上手にまとめてあるブログもあって、そういう記事を読むとテーマについての全体像をつかめるし、気になった内容を追加で検索をかけて調べるという、道しるべみたいな役割を果たしてくれて助かります。

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厄介なのは、まとめ記事はSEO的にはバッチシなので、検索サイトの上位にことごとく出現してくること。ネットを使うほうはフィルターを一枚増やし、そういうのをかいくぐりながら有益な情報にアクセスする感度とテクニックが、これまで以上に必要になってきたように思います。

検索エンジンのアルゴリズムは日々変化しているので、そうしたユーザー本位でないまとめ記事は、ある日突然、いっせいに検索結果から消される日が来るかもしれません。

ともあれ、情報があふれる時代。どういう立場の人が、どういうテーマについて、どのような切り口や視点を持っているのか。単なる情報ではなく、いち個人が発信する「コンセプト」みたいなものがより求められる時代になったと個人的に考えています。

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