書籍ライターで生きていくには「コミュニケーション力」が絶対必要(2)

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書籍ライターで生きていくには「コミュニケーション力」が絶対必要(1)』で書籍ライターに必要なのは、広義の「コミュニケーション力」だとお伝えしました。

そもそもコミュニケーション力ってなんでしょう。

他者と上手に意思疎通できる力、集団の中で協調できる力……など、調べるといろいろ解釈が出てきます。

そうした能力ももちろん必要ですが、「広義の」と書いているように、書籍ライターに求められるコミュニケーション力は「信頼関係づくり」と密接につながっていると解釈しています。

なぜかといえば、「書籍づくりには正解がない」からです。

答えがないなか、著者、編集者、ライターはああでもないこうでもないと試行錯誤しつつ、トンネルの出口を探し求めます。そして「たぶんこれだろう」と三者が納得したものが、結果としての「正解」になります。

そうやって意思疎通を図り、意見統一にまで至るためには、お互い信頼し合い、尊重し合っていなければ難しいと思うんです。

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では信頼関係の醸成を前提としたコミュニケーション力ってなんでしょう。

……と理詰めで考えていくと、すごく難しい問題ですね。これこそ正解のない問いだったりする。

ぼく自身も著者や編集者の方々と少しでも良い関係を築けるよう、いまも模索の最中にあるという前提で、意識していることをまとめてみます。

まず著者との関係づくり。

服装や挨拶、話し方といった社会人としてのマナーをきちんとするのはまず絶対条件。この基本がなければ信頼関係なんて築けません。

そのうえで、「著者の思いをくみ取る力」がライターには必要かなと思います。

ライターは、その道のプロフェッショナルである著者と対峙して取材を行います。著者は「このライターは自分の考えやノウハウ、思いをちゃんと理解し、質の高い原稿にまとめてくれるだろうか」と不安に思っています。

その著者の不安を安心に変え、信頼にまで高めるためには、「あ、このライターはわかっている」「この人に任せても大丈夫」という腹落ちが重要だと思うのです。

この腹落ちを積み上げていくことがライターにとっての意思疎通能力であり、信頼を醸成するためのポイントなのではと考えています。

なかなか難しいですが……どのような著者に対してもそうした高度なコミュニケーションができるライターでありたいと努力しています。

次回(『書籍ライターで生きていくには「コミュニケーション力」が絶対必要(3)』)は、編集者との関係づくりに焦点をあてたいと思います。

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