【活動記⑦】中島らも師匠に影響を受けてライターを志す

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前回の記事はこちら→『【活動記⑥】高校生時代に決めたビジョンが進路選択の決め手に

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高校時代に決めたビジョンに向けて選んだ道。それは「ライターを目指す」ということでした。

田舎の自宅で家族とともに好きな仕事をして暮らすといっても、果たして田舎に自分が打ち込める仕事なんてあるんだろうか。

そう考えたとき、別に企業に勤めるわけではないんだから、「自分が興味のあることを仕事にしたらいいやん」とごく自然に思ったんです。

じゃあ興味のあることは何かと思いめぐらせたとき、ふと浮かんだのが「ライター」という職業だったのでした。

なぜライターだったのかというと理由は単純で、当時、中島らも師匠に心酔していたから(笑)

師匠の小説は叙情的でときに苛烈で、切なくて、美しくて、いい意味で衒学的で破滅的で……ほんと好きやったな~(『今夜、すベてのバーで (講談社文庫)』とかね)。その師匠は小説家になる前に広告のコピーライターをしていたのを知っていたので、「よしおれもコピーライターや!」と大学生なりに「なりたい自分」を決めたわけです。

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ライターを選んだ現実的な理由もあります。

就活をした1999年はウィンドウズが登場してインターネットが普及し始めていた時代でした。就職活動中はパソコンは持っていませんでしたが、「ライターになれば仕事道具はパソコンになる。パソコンがあれば田舎でも仕事ができるじゃないか」という、単純すぎる思考回路でライターという職業と将来ビジョンを結びつけたのでした。

ところが、ここでハタと立ち止まります。

「どうやってライターになったらいいんやろか?」

これが意外にわからないんです。

インターネットはまだまだ黎明期でネットで調べ物をするという手段は一般化していません。当時はハガキを使って企業の資料請求をしていた時代ですから。

そこで大学の入試課に行って就活本で調べたところ、どうやらコピーライターは広告代理店にいるらしいということがわかった。

「よし広告代理店だ!」

ということで資料請求をしようとしたものの、主だった代理店の企業説明会や採用面接はすでに終了しているという悲しい現実が……。

出鼻をくじかれ、自分のキャリアプランは早くもとん挫したかに思ったけれど、そこでまた中島らも師匠が頭に浮かんできました。

「たしか師匠は社会人一発目、印刷会社に勤めていたな」と――。

次回の記事はこちら→『【活動記⑧】ライターにつながる道を模索して印刷会社に入社。ところが……

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