前回の記事はこちら→『【活動記③】兵庫県の市町村で2番目に住みやすい町』
***
2014年2月に兵庫県加東市にUターンしました。
当時、仕事が立て込んでいて、さらに寒い時期に引っ越しをしたというタイミングも重なって、環境変化でカラダを壊してしまいました。
ですが気温が高くなるにつれて症状はゆっくりと回復。加東市に移住して2年経ったいま、もはや田舎暮らし以外は考えられない! といえるほどこっちの生活に愛着を感じてきました。
***
では田舎暮らしが具体的にどういいのか。
前提として、加東市はぼくが生まれ育ち、高校生まで過ごした場所だということ。だからなんというか、細胞レベルで落ち着く感じがあります。
幸い、妻の実家も田舎で都市近郊から離れて暮らす考えを受け入れてくれました。いまの田舎暮らしがあるのは、妻の理解があるからこそです。感謝しています。
高校を卒業した18歳で加東市を離れ、約20年後の37歳のときに戻ってきて、改めて田舎暮らしがいいなと思った点を挙げてみます。
・空気がきれい
・夏の夜は虫の音が美しい(精神的に落ち着く)
・野菜が安くみずみずしく元気で美味しい
・近所の人から野菜をもらえる
・自然の中で子どもを育てられる
・公園が多く子どもを遊ばせる場所が意外に充実している
・田舎の土壌で子どもの心の基礎を築いてあげられる
・渋滞が少ない
・お店の混雑が少ない
・ランニングする場所に困らない
・両親の近くに住んでいるので安心
・仕事部屋からの景色がきれい
・美味しいお店はほんとうに美味しい
・田舎と都市部の往復でバイオリズムが整う
***
このなか、最後に挙げた「田舎と都市部の往復でバイオリズムが整う」について軽くふれたいと思います。
原稿書きなどの仕事は田舎の自宅で行い、取材は大阪市内を始めとした都市部で行っています。取材に出るのは平均すると週に2、3回ほど。それ以外は基本的に自宅で仕事です。
こうして田舎と都市部を往復していると、生体リズムが整う気がします。都市部に出て刺激をもらい、田舎に帰り癒されるというか。
宇宙に存在するあらゆるもの、森羅万象は陰陽の二元論で成り立つというのが東洋の伝統的な世界観です。
難しいことはわかりませんが、田舎と都市部という対極を行き来するのは、感覚や感性、自律神経といった人間を人間たらしめている深いレベルの均衡が保たれ、陰陽のバランスがとれる気がするのです。
田舎には田舎の良さ、都会には都会の良さがある。
その両方を味わえる現在の生活がなかなか気に入っています。
次回の記事はこちら→『【活動記⑤】そもそもなぜ将来は田舎に帰ろうと思ったのか?』